レザーポーチ④~完成~
どうも!りくです!
今回でポーチを完成させます!
前回は内ポケットの取り付けとファスナーの準備までやっていたので、続きをやっていきましょう。
ファスナー
まずは下処理を終えたファスナーを革に取り付けていきます。
このように両面テープでやると良いとのことでしたが、とてもやりやすかったです!以前別の作品でファスナーを取り付けた時は接着剤でやりましたが、まぁ見た目の悪いこと(笑)これから面を貼り合わせるときは接着剤、線をやるときは両面テープにしたいなと思うくらいやりやすかった!
そしてこのように仮止めします。この時にファスナーをまっすぐ取り付けないと見た目が悪くなるので最新の注意を払います。またファスナーの始まりと終わりのストッパーの位置を革のどの位置に合わせるかもとても重要です。今回は失敗して、革の口部分の長さに比べて(厚み、横の縫い代を考慮すると)ファスナーを長く設定してしまったので、ファスナーが波打ってしまいました。まぁ次へ活かしましょう!
そして穴をあけて
ちくちくタイムです。やっぱりこの時間は一番好きかもしれないですね。単調ながらも、縫い目をそろえて、締め具合にも気を遣う奥の深さがある。そして何よりこれを終えると一気に完成が近づく感。
ファスナーが両面縫い終わりました。次は本体の外周を縫っていきます。
外周
最後に外周を縫います。
先ほどの画像がすでに外周部に穴をあけた後の画像でしたね^^;
外周も「線」なので両面テープでやってみましたが、特に問題もなく穴をあけて縫い終えています。
なので
ちくちくと縫っていくと…
こんな感じに仕上がりました。
縫い目もそろって。そろっていないところも2,3目あったけど
ポケットの角の曲線もうまくいったかな!
今回も「そりゃそうだよね」という設計ミスはありますが例のごとく【自分用】ということで!
仕上げ
もうほぼ完成です!
あとはオイルを入れるのと、ひっくり返す作業のみ。
まずはポケット。これは内側に入ってしまうのでひっくり返す前にオイルを入れていきます。
私はこちらのNeatsfoot Oilを使っています。
調べると「薄塗りが原則」とか「いや、プロはたっぷり塗っている」とかいろいろ出てきますね。なので私は「好み」と解釈します。
最低限革が劣化しない量は入れつつ(薄塗り)、べたつかないてい程度の量の範囲の中で私はしっかり入れたい派なのでいっぱい塗ります。
最中の写真が取れなくてすみません。ウールピースに少量付けて全体に塗るようにしています。それを様子を見ながら何度も繰り返し、そろそろかなというところまで塗りました。
塗り終えたところでひっくり返していきます。
袋物はこのひっくり返す作業がなかなか骨なんですよね。
まずは入り口を返してみて…
ファスナーがちぎれそう…
ふんっ!
1mm厚の革で結構な力が要ります。横の縫い目もちぎれそうなのが見えて、びくびくしながらなんとかここまで返しました。
ここまできたらあとは整形していきます。
これが使えるかな?大きな半球の方で底辺を押し出して、横も押し出して…
あれ?角がうまく返らない…
それもそのはず。普通に直角に切っただけで、角になるように加工をしていないので、この厚さ、この堅さの革では限界がありました。布なら問題ないんだろうな…
こんな感じです。許容範囲!
ひっくり返したらオイルを塗って。
できあがり!
中の様子。
収納力もばっちりです!
これにてポーチの製作過程は終了です。次回「反省」で全体の反省をまとめていきます。
またその際にはエイジングレポートも入れていけそうなのでぜひご覧ください!
それではまた!